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日本遺産ソムリエ・インタビューシリーズ

資格マスターが語る! 日本遺産検定の魅力とは?

BSN新潟放送アナウンサー

工藤 淳之介さん

Profile

1987年生まれ。新潟県長岡市で生まれ、青森県八戸市で育つ。現在は、「土曜ランチTVなじラテ。」(テレビ)、「3時のカルテット」(ラジオ)などでアナウンサーとして活躍。「3時のカルテット」を通じて、さまざまな資格取得にチャレンジし、現在約100個の資格を持つ資格マスター。BSNラジオから生まれた男性アナウンサーユニット「イケメン四銃士」のメンバーでもある。

X(旧twitter)

「新潟の魅力をより深く発信できるようになった」。そう話すのは、新潟県でアナウンサーとして活躍する工藤 淳之介さん。工藤さんは、これまで自身の冠ラジオ番組「3時のカルテット」を通じて、100個近い資格を取得した資格マスター。この度、「日本遺産検定」にもチャレンジし、見事合格。日本遺産ソムリエになりました。そんな工藤さんに、日本遺産を学んだことでどのような気づきがあったのか。お話を伺いました。

インタビュー:小林こず恵 / 日本遺産普及協会

日本の歴史に目を向けることが大事

小林:今回「3時のカルテット」という番組の中で、「日本遺産検定」を受験いただきましたが、工藤さんは既に100近い資格を取得されているとか。

工藤:「3時のカルテット」の中で、様々な資格に挑戦する「資格マスター」というコーナーがあるんですが、そこで今回「日本遺産検定」を受験しました。これまで取得した資格は90個を超えていて、100個が見えてきましたね(笑)。

小林:すごいですね! 今回なぜ「日本遺産検定」を選ばれたのでしょうか。

工藤:受験する資格を選ぶにあたって、番組のスタッフさんたちとウェブで調べていた中で、たまたま出会って。「面白そうだな」と思って受験を決めました。

今の時代、日本の歴史に目を向けることはとても大事なことだなと感じました。コロナが一段落してインバウンドもまた盛り上がってきていますし、そうした中で、日本の歴史的背景や文化を学び、それを発信していくことはとても意義があると感じています。
僕もそこに挑戦したいと思いましたし、番組でも紹介したいなって思ったので、受験を決めました。

小林:ありがとうございます。日本遺産を知ることは、日本の歴史を深める上でとてもいいきっかけになると思います。一方で「物語」が軸にあるので、なかなか理解するのに難しいという声もあります。

工藤:そうですね、たとえば、単純に地域の名前を覚えるとかそういうことではなく、歴史を関連付けて覚えなければいけないこともあり、難しさはありました。一方で、だからこそ冒険心や探究心をくすぐられた、というのはあります(笑)。

これまで各地域で脈々と受け継がれてきた歴史・文化が、こうやって今の時代に残っているんだ、活用されているんだ、など新たな発見があって興味深かったですね。

身近な地域・興味があることから覚えていく

小林:それは良かったです。ちなみに、工藤さんは資格マスターでもいらっしゃる。受験勉強する上で、ご自身なりのメソッドみたいなのもあるのかなと思いますが、どのように勉強されたんですか?

工藤:いやいや、メソッドとかそんな立派なものはないですが、まずは「自分の興味ある土地」から見ていきました。

最初にやはり「新潟の日本遺産って何があるかな?」っていうところから入って。そうしたら「北前船」とか「十日町の雪国文化」とか馴染みのあるキーワードが出てきたので、そこから覚えていきました。

あとは、昔から日本史が好きなので、歴史とリンクさせながら見ていきました。特に戦国時代には興味があるので、岐阜県の「信長公のおもてなし」とかは、楽しみながら学べましたね。

小林:なるほど。自分の興味分野から覚えていくのはハードルが下がりますね。

工藤:はい。あとは学生の頃から旅行にもよく行っていたので、「あ、ここ行ったことがある」など、思い出しながら覚えていきました。

それから、問題集とか例題がある場合はそれをひたすら解いていくと、試験のイメージもわいて頭に入ってきますね。今回はなかったのでそれが出来なかったんですが、番組のメンバーと問題を作りあって互いに出し合うみたいなことをしました。

小林:問題を出し合うというのは面白い勉強方法ですね。さすが資格マスターです。

工藤:受験って個人で受験される方が多いですよね。なので、ちょっとやりづらいかもしれませんが、誰か身近な人に協力してもらうと良いかもしれません。答えるだけじゃなくて、問題を作るのもいい勉強になるので。

日本遺産を知ると旅が充実する

小林:今回、見事「日本遺産検定」を合格されて、「日本遺産ソムリエ」になられたわけですが、工藤さんの今後のお仕事やプライベートにおいて何か活用できそうでしょうか。

工藤:僕の場合、新潟の魅力を発信することが仕事です。グルメでもあったりお出かけ情報であったり、ジャンルはさまざまなんですが、とにかく「新潟ってこんな場所だよ」っていうことを深く語れるというのはアナウンサーの基本だと思っています。

今回、日本遺産を勉強したことによって、これまで何度も訪れた場所ではあったんですが、より深く知ることが出来たので、今後、知識が活かせるんじゃないかなと。

小林:それは良かったです!

工藤:それに、これからの人生の中でさまざまな都道府県にお邪魔することもあると思います。取材だったり、プライベートで遊びに行ったり。そうした時に、日本遺産を知っていることで、より楽しめるでしょうし、地域の人とも話が膨らむと思います。

小林:お仕事だけじゃなくて、日本遺産検をきっかけに、地域交流が進むこともありそうですね。

工藤:子どもたちにとっては、地理や社会の勉強にもなると思いますし、年配の方は旅行を充実させるきっかけになるんじゃないでしょうか。仕事で言えば、営業の方とかが地域の方と話す際のネタにもなる。外国人の方と接する方も、定番ではない日本の魅力を発信できますよね。

小林:確かに。みなさんに日本遺産検定を受けて欲しいですね。ありがとうございます!最後に。せっかくなので秋の行楽シーズンということで、新潟のおすすめスポットを教えていただけますか。

工藤:これはもう30分や1時間じゃ語り尽くせない話ではあるんですが(笑)、日本遺産に絡めて申し上げれば、「北前船」だとしたら、新潟市に「豪農の館 北方文化博物館」」という、北前船の歴史をきちんと学べる博物館がありますので、おすすめです。

北前船で栄えた越後の大地主の旧大邸宅を公開しているもので、豪華な日本家屋が楽しめます。また、実はこの辺りは紅葉の名所でもあったりするので秋のおでかけにピッタリだと思いますね。

あとは、十日町とか魚沼エリア。あの辺りにも紅葉の名所がありますし、新潟は基本的にお米が美味しいですから。文化も景色も食も、満期してもらえるんじゃないかと思います。

小林:紅葉を見ながら楽しめるということで、日本遺産に触れる良いきっかけになりそうですね。ありがとうございました!

工藤淳之介さん出演情報はこちら

・BSNラジオ 月~木 午後3~5時 「工藤淳之介3時のカルテット」パーソナリティー

・BSNテレビ 土曜午後0時10分~2時「土曜ランチTV なじラテ。」MC

・アナウンサーユニット・イケメン四銃士 新曲「それいけ!アナウンサー」BSN公式YouTubeで公開中